丘陵の裾野である立地をいかし、緑が建物の中にまで入ってくるような施設を提案します。
東西に長い3つの切妻の建物は、南からの日光を充分にあび、丘へと広がる4つの庭にはさまれ、風がとおりぬけます。3つの切妻建物は、西側を貫く一本の廊下でつなげられ、駐車場の喧騒から守られています。屋根の段差を利用した高窓からもたらされる自然光は、晴れた日、曇りの日、雨の日でも建物を奥まで照らします。建物の東端には斜面の樹木を借景し、守られながら、外へと誘われるような、安心感と開放感を施設全体にもたらします。シンプルでわかりやすい動線・構成により、屋内そして屋外での充実した時間を過ごせる、暖かな一体感のある空間を目指します。

Matsusaka_training_center_for_handicapped_children_03
アルファヴィルの作品集が出版されました
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