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2017
“NUIT BLANCHE” will come to this gallery in autumn.4月。今さらですが忘れないうちに昨年度をふり返っておきます。
まずはたくさんの皆さんにお世話になり、設計活動を充実してすすめることができました。
それ以外に印象に残っているのは海外での活動が多かったこと。
年初には建築設計学会の調査で初めてカンボジアを訪れ、暑い土地での近代建築のかたちに感銘を受けました。また近年縁の多いイタリアはローマにて展覧会とシンポジウムに参加。シチリアそしてナポリでも展示に参加させてもらいました。タイの古都、チェンマイにも初めて講演で訪れました。夏休みには北陸の趣深い街、鯖江でアジア16カ国の建築学生とワークショップ。10日間を共に暮らして町家のファサードを実作。そして暮れには建築家の鈴木隆之さんとその意欲的な著書についてお話しさせていただけ、大変刺激を受けました。新年早々、チューリヒでのコンペに参加するため、ETHの友人とチームを組んでの共同作業。つい先日はドイツ、アウグスブルグ大学から研修旅行の学生たちが事務所見学に来てくれました。
京都という小さな街で設計している僕たちですが、建築という共通言語を持つことで本当に世界中の人と話ができることを楽しく、ありがたく思います。
2018年度もよろしくお願いいたします。
カンボジア、プノンペン。コルビジュエの影響を強く受けたという建築家ヴァン・モリヴァン設計の大学。
同じくヴァン・モリヴァン設計のオリンピックスタジアム。レースのように強い陽光を拡散するスタンド。
プノンペンにある広島ハウス。
ローマのボルケーゼ公園にあるカルロ・ビロッティ美術館で行われたInvisible Architecture 展に出展。
パンテオン近くのアドリアーノ神殿。ほんものの遺跡です。
なんとその内部は美しく利用されていて、シンポジウムに登壇という貴重な体験。
ローマと言えば、ボッロミニのサン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネ聖堂。
だったのですが、今回、ベルニーニのアル・クイリナーレの方が気になり始めました。
ローマ近郊の小都市オルヴィエートにもサーリネンの言葉にひかれて訪れました。
チェンマイ大学での講演。
チェンマイで訪れた人間国宝の木彫工房。
夏には鯖江市でアジアの学生と使われていない町家をカフェにするため、新しい格子をつくりました。
京都路地奥に竣工した絆屋ビルヂング。
今年の秋に開かれるパリ市主催のアートプロジェクト”NUIT BLANCHE”に参加予定です。
皆さんまたいらしてください！
