高野山ゲストハウス竣工

世界遺産である真言宗の聖地高野山で、設計していたゲストハウスが竣工しました。

お寺の宿坊ばかりの高野山に、初めてのシェアハウス型、バックパッカー向けの宿泊施設です。

国内外の旅行者たちの交流の場となるカフェラウンジは、ギャラリーやワークショップにも使われる予定。近所の人も集まれる場所になってほしいというのが、クライアントの希望でした。

マットレス一枚分のドミトリーを中心とした宿泊エリア。

ドミトリー部分のみ２階建てになっていて、上段へははしごでアプローチします。

カフェラウンジから宿泊エリアへと細い柱が林立する通路が建物を貫いています。

学生時代、ぼくたちも建築を見てまわる旅行を重ね、いろんなことを教えてもらいました。
小さな施設ですが、世界中から来た人たちが行き交う場所になりそうで、楽しみです。構造設計は萬田隆さん、大阪の木村工務店さんによる施工。
ゲストハウスのHPはこちらから、
高野山ゲストハウス Kokuu

東大建築の隈研究室のRafael A. Balboa & Ilze Paklone　さんがイタリアの建築誌ドムスのウェブにインタビューをまとめてくれました。DOMUS WEB