House in Dubai
経済発展のめまぐるしい町、ドバイに建つ家である. 敷地の予定地は、現在、砂漠であり、道路やインフラが 建設中である.
したがってその設計は、まるで 遊牧民のための家を土地に 定着させるようなものである.

設計の手がかりは、太陽と大地だけである.
すなわち、空と建築を分かつ屋根(壁)のみでこの建築は 出来上がる.

敷地の余裕を生かしてコンクリート打設のための型枠にする というリフトアップ工法を想定した.
これにより、建設技術の精度にかかわらず、強い構造体が 出現する.

地面に打設したコンクリートを三枚、重ねるだけでおこる 空間は、ノマドにふさわしい最小限の操作によって 生み出されるシェルターで、その架構の隙間から注ぐ光は アラブの現在に住む人間へとささげられるのだ.
コンクリートの躯体はらせん状に重ねられ、床も同様となる.
この躯体の重なりと亀裂によっておこる螺旋状の空間は 光の反射、空気の流れとあいまってシンプルな操作によって 生まれた空間を住居のためのシェルターへと還元する.


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