2014-12-07 WORKS

KOYASAN GUEST HOUSE

1200年前、真言宗の聖地として開かれた和歌山県高野山。世界遺産であり観光客が多いにもかかわらず宿坊寺院しか宿泊施設がなく、高野山出身のクライアントは国内外を問わず若い人が気軽に泊まれるゲストハウスをつくりたいと思った。そこでプライバシーを尊重するカプセル式と、二段ベッドを並べたオープンなドミトリー式を融合させた宿泊形態を考案した。各ドミトリーは一人用だが廊下に直接面し、プライバシーを確保しながらコモンとのさまざまな距離感を楽しむことができる。そしてマットレス一枚分のドミトリースペースと20数人が集まるラウンジ・バースペース、大小異なるスケールの場所を、455mmピッチの単純な木造架構を連続させることで実現した。柱1本あたりの負担過重が少ないこと、また配管・配線を集中させ露出させているのも、メンテナンスが容易なだけでなく、今後の状況変化に応じて積極的に建物を改変していくことを前提としている。目に見える構造、設備そしてシンプルな空間構成によって、ゲストハウス運営者や利用者自身による建物へのはたらきかけをうながしたい。ブラックボックスでなく、さまざまな人に開かれ長く使われる建築について考えた。

ASAN GUEST HOU

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